令和5年2月7日、かすみがうら市議会第1回臨時会が開催された。
この日の本会議では、議長や副議長などの選挙が行われた。議長には小座野定信氏が選出され、副議長には櫻井繁行氏が選ばれました。
小座野議長は、臨時議長としての開会の挨拶で、市議会における混乱を振り返りながら、「住みやすい市を作るために協力し合おう」と意気込みを示しました。また、副議長に選任された櫻井氏も、誠実な議会運営を誓う言葉を述べました。新たな議会運営体制の下、16名の議員が一体となり、地域発展を目指す姿勢が伝わります。
加えて、専決処分に関する報告や令和4年度の一般会計補正予算の審議も行われました。市長の宮嶋 謙氏が補正予算の説明を行い、寄附金の増加に伴う予算計上について具体的な数字を示しました。特に、昨年度の寄附件数は大幅に増え、地域づくり基金に多くの資金が積み立てられていることを強調しました。
質疑応答では、議員から寄附金の具体的な使途についての質問が相次ぎ、宮嶋市長は「市民の期待に応える形で使途を検討している」と答えました。今後の議会活動において、透明性と市民参加を重視した運営が求められています。
その後、議会運営委員会や常任委員会の選任などの議題も進行し、各委員会の構成が明確化されました。議会だより編集特別委員会の設置に関する議題は、広く市民に情報を伝える役割について再確認され、全体の議論は円滑に進行しました。
この臨時会は、市民の負託に応える形での議会運営の一歩として重要な意味を持つものとなりました。