かすみがうら市議会第3回定例会が9月1日午後1時30分に開議され、主に一般質問が行われた。吉村慎治議員の質問により、地域コミュニティの活性化を目指し、下稲吉中地区公民館の設置が求められた。吉村議員は、公民館が地域住民の集いの場となることの重要性を強調し、既存の施設との連携も必要と訴えた。また、観光施設としての帆引き船の操業状況についても言及した。操業時間と安全管理の課題が浮き彫りとなり、関係者が改善に向けた施策を考慮する必要性が強調された。
設楽健夫議員は、政治倫理とコンプライアンスに関する質問を続けた。市長公室長によると、政治倫理条例の制定が求められており、近隣市の事例を参考にしつつ、市民からの信頼を得る取り組みが検討されるという。また、税金や市民サービスを適正に管理するための取り組みの重要性も指摘された。
学校教育に関連し、子どもの安全確保が市民の関心事であることが示された。教育長もこの問題に関する意見を表明した。特に、児童館の運営状況に関しては、市内の3児童館の利用状況が報告され、利用者の声を反映した運営が今後の課題となる。
さらに、過疎地域の持続可能な発展に向け、計画が進められ、旧小学校の活用案やデマンドタクシーの拡充についても議論された。この際、行方不明事件の事案もあり、危機管理の重要性が再認識された。教育部長によって、今後の対応策や方針が示され、地域住民の安心安全が確保される方向性が示唆された。
このように、議会では地域課題に対する積極的な発言が行われ、また、住民参加型の施策の重要性も再確認された。議員たちは、かすみがうら市の未来を支えるための改革に向け、今後も積極的に取り組んでいく意向を示している。