令和5年9月11日、かすみがうら市議会の定例会が開催され、一般質問が行われた。
来栖丈治議員は、最初に特別職報酬等審議会の開催を提案し、報酬見直しを検討する必要性を強調した。
特に、経済情勢の変化と物価高騰が影響している中で、特別職の報酬が茨城県内で低い位置にあることを指摘した。
総務部長の中泉栄一氏は、特別職の報酬が低い状況にあると答え、類似団体との比較を行った。
市長の宮嶋謙氏は、報酬の見直しについては周辺市町村の状況を調査し、必要があれば特別職報酬等審議会にかける意向を示した。
さらに市議会議員の報酬が引き下げられた経緯についても言及した。
次に、来栖議員は市街化区域内の逆西調整池整備工事について質疑を行った。
特に、近年の環境変化に伴う雨水管理対策の必要性を訴えた。
上下水道部長の槌田浩幸氏は過去の豪雨による冠水被害を受け、雨水排水対策として複数の工事が行われていると説明した。
また、逆西調整池の整備についても事業効果を示しつつ進行状況を報告した。
来栖議員は、今後の市街化区域の開発において追加の雨水管理対策が必要になるのではないかと懸念を示した。
その際、流出係数の設定に基づく調整池が計画されていることにも言及し、設計や工事に対する市民の理解を求めた。
市長の宮嶋謙氏は、市街地の有明な税投入についてはバランスを考えつつ、決定していくと述べた。