令和3年9月1日、かすみがうら市において議会の第3回定例会が開かれた。
議長の岡崎勉氏が、日程第1として会議録署名議員の指名を行った後、会期が異議なしと決定された。これに先立ち、様々な報告が行われ、令和3年第2回定例会以降に受理した請願書について文教厚生委員会に付託することが伝えられた。続いて、全国市議会議長会からの地方税財源の充実を求める意見書案も総務委員会に付託されることが確認された。
また、一般質問が行われ、設楽健夫氏が南小学校及び第一保育所の空き教室を利用した児童クラブに関する感染症対策について緊急質問をした。設楽氏は、「この保育所は狭く、児童数が多く、三密の解消が急務です。緊急避難策を求めます」と力強く訴えた。
これに対し、保健福祉部長の君山悟氏は、旧保健センターの利用について言及し、「老朽化が進んでおり、放課後児童クラブとしての使用は困難」と説明した。その後、教育長の大山隆雄氏も、「児童を守るためにできる限りの対応を進めています」との回答を行った。
さらに、議案第43号、デジタル社会の形成に関する条例の施行を含む、各種議案について提案理由が説明された。市長の坪井透氏は「新型コロナウイルス感染症に対応するための施策が進められている」と語り、議案が可決されることを期待している様子であった。今後の議会運営についても期待が高まる。