令和4年かすみがうら市議会第1回臨時会が開かれ、重要な議題が取り上げられた。議会は、専決処分や予算案、契約締結等について審議し、重要な決定をすることとなった。
最初に、市長の宮嶋謙氏は挨拶を行い、先の補欠選挙で当選した議員への祝辞を述べた。また、市の様々な課題に対する対応の必要性や市政運営への強い決意を表明した。
議会では、専決処分が報告され、特に市道管理に起因する損害を賠償する件が議題に上がった。この問題に関して市長は、「市道の管理瑕疵に起因する物損事故による損害を賠償するものである」と説明した。
さらに、令和4年度かすみがうら市一般会計補正予算についても討議された。総額は4792万7000円の追加であり、これにより予算は200億608万6000円に達する。市の経済運営にとって重要な予算であるため、議員からの多くの質疑が飛び交った。特に教育費や旧下大津小学校の解体に必要な経費への賦課について議論が行われた。
また、下稲吉中学校の屋内運動場新築に関する建築工事請負契約の締結も承認された。ここで、設楽健夫議員は、入札参加者の資格問題について質問を投げかけ、一部の企業が政治倫理に反する可能性があることを指摘した。これに対して総務部長の大久保昌明氏は、「地方自治法第92条2項に反する企業はない」としたが、議員たちからの厳しい追及があった。
最後に、教育委員会の教育長任命についても話題に上がり、未任命であった井坂庄衛氏が提案された。この任命が承認され、一連の議題に対し全体的に賛成票が集まったことで、会議は順調に進行した。
会議の閉会時には、宮嶋市長が議員の協力をこれまで通り求め、体調管理への配慮を述べた。結果として、重要な事項が審議され、すべての議案が承認されたことから、かすみがうら市にとって意義深い臨時会となった。