令和2年6月9日、かすみがうら市議会において、議員による一般質問が行われ、地域の安全や公共交通の在り方が議論された。
主要な議題の一つは、国道354号の危険改善に関するものである。来栖丈治議員は、過去に死亡事故が発生した地点を指摘し、改善進捗状況を問い質した。市民部長の山内美則氏は、道路標示や注意喚起の措置を行ったとし、今後県警と協議しながら道路整備を進める意向を示した。
続いて、公共交通政策についても質問がなされた。来栖議員は、地域公共交通網形成計画の策定に伴い、既存のデマンド型乗合タクシーの継続を求めた。これに対し、市長公室長の小松塚隆雄氏は、今後の公共交通計画において、持続可能な交通体系を整備する必要があると述べた。
また、新型コロナウイルス感染症対策についても言及された。設楽健夫議員は、感染防止策を強調し、新しい生活様式に基づく自治体の対応が求められると訴えた。市長の坪井透氏は、市として徹底した感染対策を講じていく方針を示した。
今後、かすみがうら市は、地域住民の安全確保と利便性向上に向けて、各議題に対する具体的な施策を進める必要があると言える。特に、道路安全と公共交通の改善は、住民の生活基盤を支える重要なテーマであり、今後の進展が期待される。