令和3年6月1日、かすみがうら市議会第2回定例会が開会されました。
この会議では、会期の決定や新型コロナウイルスワクチン接種に関する重要な議題が議論されました。
特に、接種拠点として新たに千代田講堂が設置されることが注目されました。市長の坪井透氏は、この新たな措置の経緯を説明し、医師の手配が難航したことを明らかにしました。
また、新たな接種会場設置に伴い、各方面への周知を促進する考えを明言しました。
議案第34号では、一般会計補正予算の増額が提案され、合計が193億9987万1000円に達する見込みです。
この増額は、新型コロナウイルスワクチン接種に必要な費用を含むものです。
保健福祉部長の君山悟氏は、接種体制確保に向けた補助金が計上されていることを強調しました。
議員からは周知不足への指摘があり、市民への情報伝達の強化が求められました。特に、医療従事者への協力金の増額の有無や新たな広報方法について様々な意見が交わされました。
例えば、回覧や市のホームページを通じた周知が行われたものの、希望者が必要な情報を見逃す恐れが指摘されました。これに対し、君山氏は急遽周知方法の見直しを行う考えを示しました。
さらに、今後のワクチン接種の進捗やその効果についても質疑があり、接種方法の改善が期待されることが強調されました。議長の岡崎勉氏は、今後も市民にとって分かりやすい情報提供を心掛けるよう求めました。
今後、会議は続き、各種議案や選挙関連の事項についても議論されます。今回の定例会は、地域に密着した政策の進展に注目が集まる場となりました。