令和3年9月1日、かすみがうら市議会では第3回定例会が開催され、一般質問が行われた。
この日の質問では、下稲吉中学校の体育館整備や千代田中学校区の義務教育学校の開校に関する進捗が主に取り上げられた。久松公生議員は、下稲吉中学校の屋内運動場整備について、「現在の整備状況と今後のスケジュールについて知りたい」と述べ、教育部長の田崎守一氏は「実施設計作業が進んでおり、令和5年度の完成を目指しています」と回答した。
また、観光事業においては、本市がサイクリング事業を中心にさまざまなアクティビティを展開していることが評価された。久松議員は「地域住民が参加できるイベントの拡充が必要」と訴えた。
突入したのは、宮嶋謙議員による複合交流拠点施設整備計画に対する市民の意見の反映についてだった。「市民からの反対意見をどう受け止めているか」と尋ね、市長の坪井透氏は「市民の意見を真摯に受け止め、事業を進めていく」と強調した。
一方で、近年のデジタル化の進展に伴い、公金リスク管理が重要視されている。古橋智樹議員は「公金リスク管理の不備について質問を行い、現在の財政運営が市民生活に影響を及ぼす懸念があることを指摘した」。