令和2年6月17日、かすみがうら市議会第2回定例会が開催された。
この日の主な議題は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準改正や、後期高齢者医療に関する条例改正などであった。
出席議員は全16名で、議事はスムーズに進行した。
放課後児童クラブに関する議論が特に注目された。
宮嶋 謙君の緊急質問に対し、保健福祉部長君山 悟君は、放課後児童クラブの施設整備に関わる予算執行の決定が平成30年の基本計画に基づくものであると説明した。
宮嶋氏は、住民への事前説明と議会への報告が不十分であることを指摘。
議会軽視と受け止められる行動があったことに懸念を示した。
さらに、同部長は予算審査の際の誤った認識を謝罪し、今後の運営にご注意を払う意向を示した。
宮嶋氏は、住民との協議が不十分であったことを改めて指摘。
その後も、放課後児童クラブの設置場所について、多様な意見の収集を求めるなど、継続的な議論が行われた。
このほか、教育委員会委員の再任や、委員会発議による意見書の提出が決議された。
特に、刑事訴訟法の再審規定に関する請願に対して全会一致で採択。
議会は、市民の声を最大限に反映させる姿勢を貫くことが求められる。
今回は、数多くの議案が可決され、有意義な市政運営の一歩とされている。
市民の福祉向上に寄与するため、引き続き議会は熱心な議論を重ねていくことが期待されている。