かすみがうら市議会の第3回定例会が令和元年9月18日に開かれ、重要な議案が審議され可決された。
主な議案として、かすみがうらウエルネスプラザの設置および管理に関する条例が審議された。議論の中で、反対意見の代表として佐藤文雄議員が発言。佐藤議員は、ウエルネスプラザに6億円が投入される必要があるのかと疑問を呈した。市民のニーズを反映していないのではないかと警鐘を鳴らした。このほか、交通の不便さも懸念材料として指摘した。
対する賛成意見は小倉博議員が行い、廃校を活用した地域の拠点づくりとしての意義を強調した。健康づくりや介護予防、地域のコミュニティ施設として、さまざまな世代に貢献することが期待されると述べた。市民が利用しやすい位置に設置されることで頻繁に利用されることになるとの考えが示された。
また、11件の他の議案も同日に可決され、これには保健センターに関する条例の改正や、消防団員に関する条例の改正など多岐にわたる内容が含まれる。特に、地域の森林環境を保全するための基金についても取り扱われており、地域資源の持続可能な活用が目指される。
市長の坪井透氏は、今後も市民生活の向上を目指し、施策の推進を図ると約束した。これに関連して、消費税率10%の導入に伴うプレミアム商品券の発行や、タクシー利用助成事業など新たな交通体系の整備にも触れられた。
最後に、議会は一連の議案の審議を経て閉会し、次回の定例会に向けた準備が進められることとなった。議員たちの健康と活動への賛辞が述べられ、有意義な議論が行われたことが実感できる。