令和5年3月、かすみがうら市議会が開催された。
今回の定例会では、施政方針演説など、重要な議題が検討される。
市長の宮嶋 謙氏は、コロナ禍や国際情勢の影響による物価高騰の対策について言及した。特に、エッセンシャルワーカーへの感謝を示し、支援策を強化する意向を示した。
施政方針演説では、「上下水道料金の基本料金を三か月間免除する。」などの具体的な施策が明示された。
また、宮嶋市長は、子育て世帯に対する支援策も強調した。「子ども一人当たり三万円を給付する。」と述べ、市のさらなる施策展開が期待される。
一方、議案の上程では、18件の議案が提出され、特にかすみがうら市の個人情報保護に関する条例の制定が重要な議題として取り上げられた。
議会では、議員から意見が飛び交った。特に、政治倫理条例に関する調査特別委員会の設置については、来栖 丈治議員が提案し、議員間で熱心な意見交換が行われた。「議会として、冷静な議論を重ねる必要がある。」と彼は強調した。
その後、この調査特別委員会は賛成多数で設置されることが決定した。議論の中で、議員からの反対意見も見受けられたが、全体として、理事会の発議を支持する声が多数を占めた。
今後の重要な議案として、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の一般選挙もあり、櫻井 健一議員が選出される流れが決まった。市議会は、地域にとっての重要な役割を担い、さらに発展することが期待されている。