令和2年第357回定例会が開催され、さまざまな議案が議論されました。
まず、新型コロナウイルス感染症に関連した対策について、教育界から多くの意見が寄せられました。特に、美藤 和広議員は、コロナ禍で変わる社会を踏まえ、第5次総合計画の策定における留意点について質問しました。
「新しい生活様式を考慮した計画策定が必要です」と述べ、新型コロナの影響を受けた産業やサービスに特化した対策が求められると強調しました。これに対し、市長の森 哲男氏は、総合計画に市民参加を促し、住みやすい街づくりを目指す意向を示しました。「市民参画型の計画が重要であり、住みやすい環境を実現するため、ICT活用のスマートシティを進める」と述べ、自らのビジョンを語りました。
次に議論されたテーマは、人口目標の設定と達成の方針についてでした。美藤議員によると、「三田市の人口は前年より減少傾向にある」とのことで、人口減少の原因究明が求められました。「どうすれば人口減少を抑制できるのか」との質問に対し、市長は「市民生活の質の向上が重要であり、有意義な政策により人口の流出を防ぐ必要がある」と回答しました。
また、自然環境についても議論され、「ひと・まち・自然が輝く三田」を目指して、自然資源の保護が重要であるとの意見が出ました。議員からは、三田市の豊かな自然についての愛着表明があり、「自然の持つ素晴らしさを次世代に引き継ぐことが大切だ」との意見が集まりました。
若者が住みたいまちにするための施策にも焦点が当たりました。美藤議員は、若者世代を呼び込むための交通、住環境など多面的な制度の構築を提案しました。「特に子育て支援など、若者が魅力に感じるまちづくりが必要」と語り、市長も「若者に選ばれる街を目指し、協力していく必要がある」と賛同しました。
最後に、野良猫に関する問題も取り上げられ、地域猫の取り組みが進められる必要性が指摘されました。厚地議員は、行政からの具体的な支援策の導入を求め、「市民とともに猫問題に取り組み、地域コミュニティを強化する絶好の機会にするべきだと強調しました」を.