令和6年6月28日、川西市議会の定例会が閉会し、数件の重要案件が上程された。
議会では、兵庫県市町村職員退職手当組合規約の一部変更や消防ポンプ自動車、高規格救急自動車の購入に関する議案、川西市税条例の改正が審議された。また、川西市保健センターのZEB化改修工事請負契約や兵庫県後期高齢者医療広域連合規約の変更についても提案され、各議案は採決の結果、いずれも原案通り可決された。
特に注目されたのは、川西市立小中学校及び幼稚園等の空調設備整備に係るPFI事業契約の変更や、令和6年度介護保険事業特別会計補正予算、一般会計補正予算についてである。 これらの補正予算は、市民福祉の向上や健康を守るために必要な施策とされ、議員の賛成を得て可決された。
また、大和循環バスに関する請願書も議題に挙がった。市民からの強い要望を背景に、平日38便の運行維持を求める声が多く寄せられ、建設常任委員会での審議を経て請願が採択された。市の公共交通を守るためにも、今後の運行体制や予算措置が必要とされる。
意見書案として、女性差別撤廃条約署名の促進についても議論が行われ、賛成意見が多く、原案通り可決された。この問題は、国際的にも女性の権利向上が求められている中、日本でもその流れを受け、早急な対策が求められるものである。