令和6年3月三田市議会定例会が開会された。
議長の森本政直氏は、開会に際して挨拶を行い、市政への努力を称賛した。日程には、市長の提案する令和6年度の予算案など、合計50件が加わることが示された。会期は本日から3月28日までの39日間と決定され、異議は出なかった。
続いて、諸般の報告として、市長から「令和6年能登半島地震」の発生に関する発言があった。市長の田村克也氏は、被災者に寄り添った支援を進める意向を強調し、市内に提供される市営住宅に関しても言及した。彼は、災害への防御を強化する姿勢を示し、市民の生活を守るための施策を進めると述べた。
また、田村市長は令和6年度の予算案についても説明した。財源の見通しや、各施策の背景を詳述。市税収入の減少を見込む一方で、地方交付税の増加に期待を寄せた。特に、「こどもを核としたまちづくり」を掲げ、子育て世代への支援を重視する考えを強調した。教育環境の向上や不登校問題への対策も述べられた。
田村市長は今後の人口減少対策の重要性を指摘し、特に若年層や子育て世代の定住促進に向けた施策の強化を約束した。市全体での協力が求められる中、具体的な住宅供給計画や地域活性化の取り組みも進めていくとした。議会に対しても理解と協力を要請した。