令和2年3月4日、三田市議会は第355回定例会を開催し、議案や請願について審議を行った。
冒頭、議長の福田秀章氏は、新型コロナウイルス感染症の影響によりお亡くなりになった方々への哀悼の意を表明した後、日程に入ることを告げた。
日程第1では、議案第1号から議案第5号まで及び議案第15号から議案第18号まで、さらに議案第33号を一括して審議した。委員長報告に対して質疑はなく、討論も行われずに議案は可決された。
続いて日程第2として、議案第36号「令和元年度三田市一般会計補正予算(第7号)」が議題に上がった。森哲男市長は、補正予算案の趣旨を説明した。この中には、小学校特別教室空調設置事業とICT環境の整備に向けた費用が含まれている。具体的には、空調設置事業のための3億9,600万円、及び校内通信ネットワーク整備費として4億1,132万円の増額補正が提案された。
質疑が行われなかったため、この議案も委員会に付託された。
日程第3では、請願が審議された。請願第9号については、身体障害者用駐車場に関するもので、市内での駐車マナー違反を受け、条例の制定が求められている。請願者は「三田市ゆずりあい駐車場条例」の成立を望んでいるが、現行の手続きとの整合性が焦点となった。委員会での継続審査が決まると、議長は閉会中の継続審査に付することに賛成が多く、最終的に請願は継続審査となった。
本日の会議は短期間で終結し、明日再開に向けた準備が進められることとなった。