令和3年12月三田市議会が開催されました。
開会にあたり、議長の北本 節代氏は、新型コロナウイルス感染症対策として、密を避けた運営を続けていることを確認しました。また小山 議員の欠席報告がありました。
会議では、市長から提出された議案第88号から90号に関する説明が行われます。
最初に経営政策常任委員会の松岡 信生委員長が議案第73号の審査結果を報告。組織の改正に向けた条例改正が、特に重要な課題への取り組みを加速するためのもので、全会一致での可決となりました。
次に福祉教育常任委員会の佐貫 尚子委員長が、議案第77号「人権を尊重し多様性を認め合う共生社会の推進」の提案について賛成意見と反対意見が交わされたことを報告しました。
長尾 明憲議員は、条例制定の必要性を疑問視しましたが、中田 哲議員は共生社会実現の重要性を強調し賛成の姿勢を示しました。
採決では、議案第77号が原案通り可決される結果となり、これによって三田市の人権意識の高まりが反映されることが期待されます。
また、議案第88号「令和3年度三田市一般会計補正予算」が提案され、児童への特別給付金として16億5,988万円を増額することが含まれており、これもほぼ全会一致で可決されました。市長は、適切な給付を通じて市民の生活支援を進める考えを示しました。
最後に、議案第89号及び第90号が教育委員会と監査委員の任命についての同意を求めるもので、議会の承認を得て可決されました。
これらの審議を経て、今回の定例会では全議案が可決され、三田市の行財政運営に新たな一歩が加わったことが報告されました。