令和元年第354回三田市議会では、重要なテーマとして三田まつりの中止が取り上げられた。
森市長は、警備員の確保が難しいことを理由に2020年度に限り中止を決定したと説明した。市民には、他市との違いに理解を求めた。
さらに、まつり実行委員会からは既存のイベントの充実を図る意見が出ており、再来年の実施に向け、新しい形を模索する姿勢を示した。市長は市民の理解を得ながら、多くの参加者を巻き込む方針を強調した。
認知症施策に関しては、認知症本人大使の創設や地域理解を促進する出発点として、重要性が示された。市は今後、認知症に対する正しい認識の浸透を目指すことに意を込めている。
不登校児童・生徒への支援状況については、教育委員会からの報告があり、専門家の助言を受けた支援が行われている。この支援は、民間のフリースクールを利用した場合に出席扱いになることも含まれている重要な政策である。
市は、今後も福祉相談窓口の設置について進める考え。窓口の役割として市民の個別ニーズに寄り添った支援が求められており、各種福祉制度について分かりやすく案内する姿勢を強調したが、その実施時期や場所には課題が残るとも述べている。
有害鳥獣対策についても言及があり、現在、イノシシや鹿の捕獲が行われているが、処理方法やその後の活用の仕方についての検討が重要であるという意義が示された。
交通問題に対する指定や改善策についても多くの指摘がなされ、特にJRやバスの運行において市民の利便性向上について市は強い危機感を持っている。今後の地域内交通の確保に向け、公共交通だけでなく新たな手段の導入も視野に入れる必要がある。
全体を通して、議会での発言者たちは市民からの期待に応えるべく今後の取り組みや改善を成し遂げるべく努力することに前向きな姿勢で臨んでいる。