令和4年9月、三田市議会の定例会が開催された。
議会は、議長の北本 節代氏の進行のもと、様々な議題が提示された。
まず、今定例会は市長から提出された16件を議題とし、その中には令和4年度三田市一般会計補正予算も含まれている。
市長の森 哲男氏は、これまでの取り組みを報告した。新型コロナウイルス感染症の影響で、三田まつりは規模を縮小しながらも成功裏に開催された。
入場制限を行う中でも、多数の来場者が集まった。
森市長は、感染防止対策の徹底とともに、社会経済活動の維持についても言及。
さらに、感染症が再拡大している現状を踏まえ、医療体制の強化やワクチン接種の推進を進めると強調。
具体的には、過去最多の353人の陽性者を記録したことにも触れ、地域における対策の重要性を強調。
また、スマートシティ構想の推進も言及された。
森市長は、スマートシティの実現に向けて、多くの有識者や事業者の参画を仰ぎ、地域を代表するモデル地域を目指し、官民連携の重要性を訴えた。
議案においては、物価高騰対策として、様々な支援策を整理した。
水道基本料金の免除を含む支援措置が提示され、その金額は2億6,000万円に上る。
この他、中小企業への支援策として8,000万円、農業者への支援として5,012万円も予算計上されている。
森市長は「未来志向のまちづくりを目指す」とし、積極的な施策展開を誓った。
また、長期的な視点での行政運営が求められる中、デジタルデバイド解消の取り組みも進めている。
次回定例会は9月6日に再開され、引き続き常任委員会の審査が行われる予定である。
議員からの質疑は見られず、今後の議論への期待が寄せられている。