令和4年12月三田市議会定例会において、重要な議案が多数提案された。議長の松岡信生氏は開会に際し、師走の訪れを惜しむ挨拶を行い、新型コロナウイルス感染症対策の重要性を強調した。
市長の森哲男氏は議案の説明を始め、新型コロナ対策や経済活動の両立について触れた。特に、ワクチン接種の状況について詳細なデータを提供し、現在の感染状況を踏まえた対策を強化する方針を示した。
市長は令和4年度三田市一般会計補正予算を提案した。この補正予算には新型コロナ対策として516万円の地域公共交通事業者支援が含まれ、総額は2億5,036万円となる見込みである。これに加え、特別障害者手当や放課後等デイサービスの支給費用も含まれている。
また、条例案件では三田桜のこみち公園にかかる地番変更や開館時間の変更が提案され、市議会での承認を求められた。市長はこれらの議案について慎重な審議をお願いし、提案理由の説明を終えた。
質疑に入るも、発言者はおらず、議案は常任委員会に付託されることになった。続いて、議案第72号の職員の給与に関する条例改正も提案され、こちらも質疑や討論はなく原案通り可決された。
市議会は引き続き、効率的な運営を行うため、新型コロナウイルス対策として会期中の密を避けるよう配慮しており、今後の運営における透明性の確保が期待される。次の定例会は12月8日に開催される見込みである。