令和4年3月8日、三田市議会は第365回定例会を開催した。様々な議案が審議され、特に新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算が注目を集めた。
今回の議会では、令和3年度の補正予算案に関連する議案が7件、一括で可決された。予算決算常任委員長の森本政直議員は、「経営政策、福祉教育、生活地域の各分科会で審査を行い、全会一致で可決を決めた」と報告した。
その中でも、議案第22号、一般会計補正予算の「ふれあいと創造の里管理運営費」は、新型コロナの影響によりプールの開場を中止したことから、経費の減額補正が必要とされたことが強調された。議員からは「二重計上の可能性があるため、今後は内部調整をしっかり行うべきだ」との意見が出された。
さらに、議案第30号では鹿嶽昌功教育長の任命について同意が求められた。森市長は「彼は長年にわたり教育委員会に貢献されており、継続してその職務を担うべきだ」と述べた。議会はこれに同意し、鹿嶽教育長はそのまま任に当たることとなった。
委員会提出議案第8号についても即日可決され、一連の議事がスムーズに進行した。最後に「ロシアのウクライナ侵攻に対する決議」を採択し、国際問題への関心を示した。議長は「情勢を厳粛に受け止める」との意義を付け加えた。
議会は今後とも新型コロナウイルスの影響を考慮しつつ、地域の重要課題に取り組むことを決意している。次回の定例会は明日3月9日に再開される予定で、一般質問が行われる。