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三田市議会、コロナ対策で多角的支援を議論

令和2年第356回三田市議会定例会では、新型コロナウイルス対策として学生や妊婦支援など多角的な施策が議論された。
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令和2年第356回三田市議会定例会が令和2年6月19日に開かれ、新型コロナウイルス感染症に対して幅広い議論が行われた。

市長の森哲男氏は、新型コロナウイルス対策として学生応援便を実施中であることを報告し、特に三田市外で下宿中の学生に対して支援の拡充を求める意見が上がった。三谷禎勇議員は、現在の施策が市内在住の学生に限られる点を指摘し、市外に住む市民やふるさとに由来する学生への支援拡大を検討すべきだと提言した。市長は「市外の学生に対しても継続的な情報提供を行い、将来的なUターンを促す方策について検討していきたい」と述べた。

次に、妊婦や新生児への支援についても言及された。三谷議員は、国の施策の漏れを補完する支援策として、特別定額給付金や子育て世帯への臨時特別給付金から外れた新生児を対象にした支援を求めた。高見智也子ども・未来部長は、妊婦への感染防止策としてサージカルマスクの配布等の取り組みを行っているとし、今後も新型コロナウイルス感染症に関する支援策を拡充していく意向を示した。

また、三谷議員は、児童福祉施設等の就労者への支援についても提起した。市長は、福祉の職業が感染リスクの高い状況にあることを認識し、すべての事業所に対して感染予防対策を強化する必要性を訴えた。更に、経済的な支援策についても、幅広い対象にコメントするべきであるとした。

子育て支援施策についても大きなテーマの一つとして取り上げられ、令和3年度の目標として掲げられる待機児童ゼロに向けての具体的な実行計画について議論があった。森市長は、女性の社会進出や育児環境の整備について、特に低年齢の受け入れ拡大が急務である旨を述べた。また、保育士の確保が課題であることも強調し、必要な施策の実施を約束した。

このように、新型コロナウイルス感染症対策に基づく多岐にわたる意見が交わされ、市民の生活保護や福祉、そして教育への影響を考慮した包括的な施策が求められている。

今後、市は市民の生活改善に向けて、より具体的な方策を示し、継続的な支援を行うことが期待されている。

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議会名令和2年第356回三田市議会定例会
議事録
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