令和元年9月12日に、芦屋市議会第3回定例会が開催された。重要な議題として、液状化対策と色覚異常学生への取り組みが議論された。
まず、液状化に対する取り組みについて、自民党の浅海洋一郎議員が発言した。液状化が発生した場合の道路陥没や交通障害を懸念し、愛知県弥富市の避難シミュレーションを紹介。液状化のリスクを報告し、防災ガイドブックに関連情報の追加を提案した。市長のいとうまい氏は「液状化は地盤が不安定になる現象で、啓発を進めていく」と述べた上で、具体的な情報を市民に提供する意向を示した。
次に、色覚異常についての取り組みが取り上げられた。浅海議員は、過去の色覚検査の削除に対し、その必要性を訴えた。また、色覚異常を持つ子供のために色覚チョークの導入を提案し、他の自治体の成功事例を挙げた。教育長の福岡憲助氏は「色覚検査を希望者に行っており、色覚チョークの導入も進めている」と答えた。
芦屋市の防災施策に関しても重要な議論が交わされた。南芦屋浜のまちづくり問題では、市民から安全面での要望が寄せられた。いとう市長は「地域との協力を重視し、今後も市民の声を反映させていく」とした。
さらに、災害時の情報通報のためのLINEサービスの導入が提案され、地域住民の情報共有の重要性が確認された。
これらの議論を受けて、芦屋市は市民の安全確保と平等な教育環境の整備に向け、具体的な施策を進める姿勢を示している。