第21回尼崎市議会定例会が令和6年6月4日午前10時30分に開会した。
会期は本日から6月19日までの16日間となる。
議題は、17件の議案を一括して採決する流れに進む。
松本眞市長は、議案第53号の令和6年度一般会計補正予算について説明する中で、不登校対策の一環としての多様性を尊重した学びの場の整備や、武庫川周辺に新駅を設置するための概略設計費用も盛り込まれていると述べた。
補正予算案は、歳入歳出それぞれ1億3,699万1,000円を増額させるものとなっている。
さらに、議案第55号においては、新築住宅に係る固定資産税の減額措置の適用期限を2年延長することが明らかとなった。
高齢者に対する運賃の助成額を増額することを目指した議案第56号の改正案にも言及された。
松本市長は、「不登校児童への学習支援は重要であり、柔軟なカリキュラムの編成が求められる」と強調した。
今年度の予算は、これまでの制度を踏まえ、重要な施策を前進させる意図が伺える。
続く議案第57号や第58号についても次第に報告され、医療型の児童発達支援に関する法改正が反映されている。
このような条例の一部改正には、障害者支援の基準が更新される必要性があるとの声も上がっている。
質疑は特に行われず、全17案は順調に委員会へ付託された。
今後、議会ではこれらの議案についての具体的な審議が進むことになる。
市長は、支援の重要性を再確認し、今後も市民に寄り添った施策を進める考えを示している。
本日の議会が示すのは、市民の日常生活に直結した様々な条例改正であると言える。