令和5年5月18日、芦屋市議会第2回臨時会が開かれた。新市長の高島崚輔氏が所信表明を行い、具体的な市政運営の姿勢を示した。
高島市長は、これまでの選挙を通じて得た市民の期待に感謝の意を示した。彼は「世界で一番住み続けたい芦屋を創る」という決意の下、対話を通じて市民の声を聴く姿勢を強調した。
また、彼は、エネルギーや食料品などの価格高騰を踏まえ、特に住民税非課税世帯などへの支援が必要であると述べた。市長は、この財政支援が低所得世帯にとって特に重要であるとの認識を示しており、給付金支給事業に関する補正予算の必要性を指摘した。
会議の日程には、議長選挙が含まれており、帰山和也議員が当選し議長に就任した。帰山議長は、芦屋市議会及び市民の期待に応えるため全力を尽くすと述べ、議会改革に向けた意気込みを示した。
副議長には大原裕貴議員が選出され、役職と運営の新体制が構築された。これにより、市政運営に新たな風がもたらされる見通しである。
また、議会では、各種議案の審議が行われ、特に令和5年度の補正予算案について慎重な意見が交わされた。市長の発言を受け、議員からは事業の周知方法や受付場所に関する質問が多数寄せられた。市民への影響を重く見た議員たちは、多くの意見を述べ、給付金支給策の透明性や支給プロセスの改善を求めた。
議会は最終的に、補正予算の可決を決定した。これにより、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金支給事業に要する経費が追加されることになり、市民支援の具体的な道筋が示された。