令和2年6月17日、芦屋市議会において行われた定例会では、様々な重要なテーマが取り上げられた。初めに、日本維新の会に所属する浅海洋一郎議員が、公園遊具の利活用と市内消費の活性化について質問した。他の自治体の事例を引き合いに出しながら、現状の遊具がいかに子どもたちの外遊び促進に寄与していないかを指摘した。
浅海議員は子どもたちの運動能力や体力向上のため、公園内の遊具の魅力を高め、子どもたち自らが遊ぶ遊具のデザインに参加できる機会を提供するワークショップの実施を提案した。いとう市長は、遊具の活用促進について前向きであり、子どもたちに興味を持たせる遊具の設置に努めると述べた。
次に、最近の市内での買い物促進キャンペーン「BUY LOCAL」についての実施も重要視された。浅海議員は、地域経済を活性化させるために市民に市内での購入を呼びかける必要性を訴えた。市長も、商工団体などと連携して市内消費を促進する取組みを進める考えを示した。
続いて、防災と福祉の連携についての質問が続き、市は要配慮者の避難計画の作成を重要視し、地域の福祉専門職との連携を強化していることが報告された。議会では、災害時の支援ボランティア登録制度の実施状況や、公的機関の体制強化についても言及された。
さらに、芦屋病院の役割や医療環境の整備についても意見が交わされた。市民サービスの維持や充実と共に、地域医療への支援が求められている。
最後に、市のオンライン授業導入のスケジュールや課題も取り上げられた。長期休校に伴う学力格差の懸念から、オンライン教育の重要性が強調され、未来の教育環境整備に向けた準備を推進する必要性も述べられた。