令和4年6月6日、芦屋市議会第2回定例会が開会した。
この議会では、新型コロナウイルス感染症の影響や市内プロジェクトについての討議が中心となった。議長の松木義昭氏は、新型コロナウイルスの感染の収束には至っていないと報告し、市民に引き続き感染拡大防止の協力を要請した。
また、議会は「JR芦屋駅南地区再開発事業」についても触れ、市民から寄せられた意見を参考にしながら進めていく姿勢を示した。市長のいとうまい氏は、再開発の進捗が地域経済の活性化につながると期待を寄せている。
新たに「里親制度」に関する研修会も開催されたことも盛り込まれた。市長は、「市民に対し里親制度の理解を深める必要がある」と強調。議会としても、何かできることを模索していくとの姿勢を示した。
一方で、令和4年度一般会計補正予算も提示された。主な内容には、新型コロナウイルスワクチンの接種事業費や住民税非課税世帯への特別給付金が含まれており、議会側は早急な審議を行う方針を打ち出した。特に、予算の規模は432億円を超え、人件費や事業費に関しては細かく検討される。
定例会の最後には、副議長と阪神水道企業団議会議員の選任が行われた。今後の市議会は新たな役員体制の下で運営されることとなる。議会の次回は6月14日に予定されており、引き続き市民生活に密接した議題が話し合われる見込みである。