令和4年9月8日、芦屋市議会で行われた定例会において、新型コロナウイルス感染症の第7波及びその影響を受けた各種施策が主な議題となった。議員からは、自宅療養者に対する支援や、医療現場の逼迫した状況についても厳しい指摘があり、行政は迅速な対応が求められていることが議論された。
特に、山口みさえ議員が指摘した保健所と医療の現場の崩壊状態は深刻である。彼女は、感染者が増加する中で早期診断・早期治療の体制が整っていない現状を強調し、緊急対応が必要であると訴えた。また、治療薬の供給不足や、自宅療養者資材支給の遅延も問題視された。
さらに、川上あさえ議員からは、潮芦屋地区における公共交通機関の利便性向上を求める声が挙がった。特に、バスや自転車の交通安全対策が強調され、市は今後どうあるべきかが問われた。また、日出橋のバス停に関する危険性についても具体的な検討が必要であると指摘された。
議会は過去の対応に対する反省を踏まえて、今回の状況に即した施策の見直しが迫られている。特に、自宅療養者に対する独自の資材支援や医療機関への支援策の必要性が浮き彫りとなり、早急な施策改善が求められている。
また、すこやか長寿プラン計画についても言及され、高齢者対策や子育て支援の重要性が再確認された。市の取り組みとして、様々な生活支援や教育サービスも議論に上がり、未来への展望を描くことが重要であるとされた。