令和3年第3回定例会の重要な議題には、昨年度の決算報告および一般会計の補正予算が含まれた。
特に、パワーハラスメント事案についての議論が多くなされ、議員の間での問責決議案が審議された。提案者の山口みさえ議員とたかおか知子議員は、もともと大塚のぶお議員の一般質問を背景に、彼の行動が市民や職員に与える影響について強い懸念を表明した。議員は過去に一部職員の個人情報を扱い、その結果として周囲に誤解を招く事態を引き起こしたとし、特に公の場での発言に関して非難が集まった。
パワーハラスメントに関する調査委員会の報告では、当該事案について大塚議員が行った記者会見が、問題の根源であるとして指摘されている。彼の一般質問がなければこのハラスメントの問題が闇に葬られていたかもしれず、一定の功績があったとの意見もある。
しかし、議会内での質疑応答が繰り返される中で、倫理と責任についての見解が分かれ、議員からは「疑わしきは罰せず」の原則が提示され、問責が感情的なものに過ぎないとの指摘も相次いだ。特に、調査を経ずに問責を出すことが適切かどうかを懸念する声が多くあがった。
また、質問状に対しての回答が期待する内容ではなかったという理由で問責したことが、やや感情的な判断に見えるとの批判もあった。