令和元年6月21日、芦屋市議会が第2回定例会を開会した。
議会では、年長の松木義昭議員が臨時議長を務め、いとう市長が開会の挨拶を行った。市長は、「市民からの厳粛な信託を受けた」として、市政への責任を強調した。特に、新たな市政運営におけるビジョンと具体的な施策について関心を引く発言を行った。
市長は、特に南芦屋浜地区の海岸防災措置の重要性を述べ、地域の安全を確保するための施策を進めるつもりだと述べた。続いて、議長選挙が行われ、中島健一議員が当選した。中島議員は、「自分の価値観を大切にし、相手の価値観も尊重することが重要」と発言し、議会の協力を求めた。
次に副議長選挙が行われ、寺前尊文議員が選出された。寺前議員は、議会が円滑に機能するために全員の協力を重視すると強調した。人事案件として、副市長の再任についても話し合われ、同意を得た。この議題では、監査委員の選任も審議された。
また、芦屋市市税条例の改正内容が発表された。市民税や介護保険の保険料率について、法改正に基づく新たな指針が示された。特に、ふるさと納税制度の見直しについては、市民にとっての利便性向上に繋がる意義が強調された。
市長は、今後も「市民が主役のまちづくり」を進め、地域の特色を活かす施策として、美しいまちなみを維持しつつ、新しい価値を加える意欲を示した。議会は今後27日間の日程で、上記の提案についての審議を続ける予定だ。議員たちは、議案の慎重な審議を求められた。市民生活に関わるさまざまな施策について、議員たちの意見交換は今後の市政運営にとっても重要である。市長はまた、市民参加型の意見交換の場を設けることを約束した。