令和3年12月、芦屋市議会は定例会で、多岐にわたる課題が議論された。
この会議では、交通や防災に関する課題が中心に取り上げられ、特に帰山和也議員が交通問題について詳細な質疑を行った。彼は特に、JR芦屋駅や阪急芦屋川駅の周辺での駐停車問題について言及し、駅北側のバス停移設の必要性を指摘。他にも、高齢者等の移動支援に関する議論も行われた。特に、阪急バスの運賃助成制度とその改善が求められたことが印象的だった。
芦屋市では国民健康保険料の負担軽減についても議論され、各議員から具体的な改善策が提案された。特に、平野貞雄議員は、全国水準と比較して保険料が高い現状に対して厳しい意見を述べ、低所得者層への配慮が必要であることを強調した。また、在宅での傷病手当の支給が求められる声も上がった。
気候危機に対する対応も重要な議題であり、再生可能エネルギー導入時のその取組が求められた。市長は、ゼロカーボンシティとしての取り組みについて言及し、環境保護に向けた具体的な施策の推進を約束する発言が見られた。
また、地域防災力の向上のためには、用語の統一や認識の整理が重要であるとの意見が多く、さまざまな機関との連携が必要であると共通認識が持たれた。特に災害時要援護者名簿の活用について、民生委員との連携強化や具体例の共有が求められた。地域住民の協力の下での体制整備が進められることが期待される。
このように、議会では市民の生活に直結する多くの問題が提起され、それぞれに対する対応と解決策が求められた。市議会が開催される中で、より強固な自治体として市民と連携し、環境問題や福祉、交通問題に対する取り組みを推進することが求められていることは間違いない。これからの動きに注目が集まる。