令和4第3回の議会が芦屋市で開催された。初めに、議長が挨拶を行い、安倍晋三元総理の逝去に対し哀悼の意を表した。
今夏の猛暑及び大雨による災害に触れ、被災者への心遣いを示した。議長は、新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしている現状を鑑み、市民への基本的な感染症対策の徹底を呼びかけた。
市長のいとうまい氏も挨拶で感謝の意を示し、記録的な豪雨の被害に言及した。加えて、医療現場の逼迫を受け、抗原検査キットの配布を始める計画が紹介された。8月9日からの配布は成功を収め、地域医療の維持に寄与している。
さらに、全体協議会にて令和3年度の決算概要が発表された。市は新型コロナウイルスの影響に対応し、市民生活と事業活動の支援に注力したことを明言した。今後、決算関係議案が提出される予定であり、議会一丸となってチェックを行う方針である。
物価高騰に係る補正予算に関しても議論が行われ、市長は介護や障がい福祉サービス事業者への支援について言及した。具体的には、物価高騰対応として、障がい福祉サービスの支援金や介護保険サービスの予算を追加する方針が示された。この施策により、安定した福祉サービスの提供を確保する意図がある。
議会内では、行政手続のオンライン化を推進する議案も挙がっている。市民サービスの向上を図るため、非接触型サービスや新たな電子申請システムの導入に要する予算の設定が求められている。特に、マイナンバーカードを活用した手続きの効率化を進める考えも示されている。
また、JR芦屋駅南地区の再開発計画に関する議案も提案されており、地域の活性化と利便性向上の観点から重要な位置付けを持っていると認識されている。これらの議案について、議員たちは慎重に審議を進める必要性を訴えた。
次回は9月7日に開催される予定で、円滑な議会運営に向けて、議員一同の協力が求められることとなった。総じて、今回の定例会は多岐にわたる議題を前にしており、今後の進展が注目される。