芦屋市議会は、令和4年12月に定例会を開催し、様々な議題について議論した。
特に注目されたのは、特殊詐欺対策に関する問題である。市長のいとうまい氏は、特殊詐欺の被害が増加している現状を認識し、詐欺防止チラシの配布や訪問による啓発などを強化する方針を示した。また、高齢者への対応として、自動通話録音機の貸出を来月から開始することも発表された。
次に、キャッシュレス決済の導入に関する議論が交わされた。市は、証明書発行手数料の支払いにキャッシュレス決済を導入しており、今後は市民ニーズに応じてさらにその範囲を広げる考えを示した。
高齢者バス運賃助成事業については、地元の公共交通機関との連携が強調された。特にみなと観光バス社との協議が進行中であり、今後の利用促進に期待が寄せられている。
さらに、空き家対策についても、県の指導がない中、芦屋市独自の取り組みが必要であるとの意見が出た。市は、空き家情報を活用した地域の活性化を進める考えを示し、専門的な事務局としての役割を果たすことが期待されている。
また、おくやみ窓口の設置についても言及があり、他市での成功例を参考にしながら、市民サービスの向上に取り組む方針が述べられた。
最後に、新生児聴覚検査に対して、助成を必要とする家庭への経済的支援を行う方向性が示された。市もこの施策の重要性を認識しており、今後の子育て支援の強化が期待されている。
今回の定例会では、これらの重要な議題が扱われ、市民の生活向上に向けた取り組みの必要性が強調されるとともに、具体的な施策が提案された。