令和5年6月の定例会で、様々な重要なテーマが取り上げられた。
特に、児童ホームで働く会計年度任用職員の働き方に関する問題が、強い関心を呼んでいる。市内の児童ホームでは、指導員の欠員が9名存在し、早急な補充が求められる。市の担当課は、幅広い募集を行う努力をしているものの、依然として欠員解消には至っていない現状がある。この問題に関して、担当者は、相談時に納税者の状況を考慮した、一歩踏み込んだ対応が必要との認識を示している。
次に、特別支援教育についても熱心な議論が交わされた。市内の特別支援学校に通う児童生徒数は増加傾向にあり、その対応には専門的な知識が必要であると指摘される中、現状の支援体制の見直しが求められている。生活介助員の配置数も増加したが、まだ十分とはいえず、さらなる支援体制の強化が必要であるとの意見が出された。教育現場での聞き取り調査を通じ、業務負担の軽減や支援員の専門性向上を図るべきだと考えられる。
弥生ケ丘斎場の運営に関する質問では、火葬待ちが長期化した問題に対し、運営体制の見直しが急務であると報告された。特に、繁忙期には火葬まで5日以上待たされるケースが多く、体制強化が求められている。この点について、担当者は、今後の指定管理者の選定時に広報や周知を行い、スムーズな業務運営が可能にする計画を明示した。
最後に、尼崎市における交通安全施策や市民総出の防災対策の強化が求められている。新たに導入された自転車ヘルメット着用努力義務への周知や、電動キックボードの利用促進を通じた交通ルールの徹底についても議論が行われる中、市としても安全対策を継続的に強化する方針を示している。これらの議論は、今後の市民生活に密接に関連しており、定期的な見直しや改善が求められる状況にある。