令和2年4・5月議会において、主に新型コロナウイルス感染症対策に関する協議が行われた。
会議では、危機管理安全局の取組として、避難所開設時の感染防止策が議論された。西藤委員は、自然災害が発生した場合、避難所における3密回避のための具体策があるのか確認した。これに対し、災害対策課長は、国から通知を受け、避難者の健康状態確認や感染防止備品の確保に努めていると説明した。さらに、避難所運営に関して詳細なマニュアルが必要であり、平時からの準備が重要であると強調した。
また、広報活動の改善点についても議題に上がった。宮城副委員長は、音声啓発について市民の反応を尋ね、市民からは音声が聞き取りづらいとの声も寄せられていることを指摘した。この点に関して、災害対策課長は発信方法の改善を約束し、市民の声に耳を傾けていく姿勢を示した。
加えて、消防職員の感染リスク管理についても取り上げられた。救急課長は、コロナ疑いの搬送件数を77件とし、その中で陽性となったのは2件であると報告。消防局企画管理課長は、職員の健康管理を徹底していることを述べ、定期的な体温チェックや感染防止策の実施状況を詳述した。消防士の安全が最優先であり、必要な対策を講じていると強調した。
西藤委員は、現状の感染症対策に加え、さらなる対策が必要と訴えた。会議では避難所の運営方針や広報活動の改善案など、多岐にわたる意見が交わされ、市民の安全を守るための協議が進められた。今後も議論を重ね、取り組みを具体化していく方針である。