令和4年11月25日、尼崎市議会の臨時会が開かれ、重要な課題が話し合われた。
会期は、本日から11月28日までの4日間と決定された。議席の一部変更や議席の指定も行われ、特に新たに当選した高谷浩司議員の議席が21番と指定された。
また、常任委員の選任も行われ、高谷議員が健康福祉委員に選任された。
さらに、意見書案第2号についての提案があり、田中淳司議員がその理由を詳しく説明した。提案内容は、旧世界基督教統一神霊協会(旧統一協会)に関連する団体と政治家との関係について全容解明を求めるものである。田中議員は、旧統一協会がその正体を隠した上で、信者を獲得し財産を奪う行為を行ってきたと指摘した。
また、旧統一協会と関係を持つ政治家がその活動にお墨付きを与えている現実があり、政府に対して関連団体との関係清算を強く求めている。田中議員は、特に政府の各閣僚と旧統一協会との関係の解明が急務であることを強調した。さらに、旧統一協会名称変更を文化庁が認めた経緯についても説明責任が必要であるとの見解を示した。
その後の質疑では賛成意見が多く見られ、松澤千鶴議員も賛成の立場から意見を述べた。彼は、世論調査による評価が低下していることや、旧統一協会への解散命令請求が求められていることを述べた。
議場内では、未だ旧統一協会との関係解明や被害者救済の必要性が強調された。
しかしながら、意見書案第2号は賛成者が少数で、最終的に否決されることとなった。続いて、議案第103号から第105号にかけての一括議題も提示され、市長の提案理由説明を経て、各条例の改正についての質疑が行われた。
議案に関しても特に異議は無く、委員会へ付託されることが決定された。次回会議は、11月28日午後1時30分からの開催と告知され、本日の日程はそろそろ終了となった。