令和3年12月21日に開催された尼崎市議会では、議案第98号の令和3年度尼崎市一般会計補正予算が議題に上った。特に、新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯への支援が注目されている。補正予算案では、既に決定された5万円と合わせ、子育て世帯に10万円を現金で一括給付することが提案された。
この施策は、経済的に困難な状況に支援を必要とする家庭を対象としている。また、給付金の対象外となる子育て世帯には、地域経済の活性化を図るために、あま咲きコインが提供される計画がある。市長の稲村和美氏は、補正予算について「子育て世帯を支援し、地域経済の活性化を図ることを目的としている」と強調した。
議案に関する質疑は行われず、そのまま予算特別委員会に付託されることが決定された。このことから、今後の審議に進むことが期待される。稲村市長は、議会に対して賛同を求めており、子育て支援の重要性を訴えた。また、補正費用として歳入と歳出それぞれ37億800万円を計上することが報告された。
今後、補正予算案が承認されることで、具体的な施策実施に向けたステップが進むとの見込みが立つ。議会は次回、令和3年12月22日午前10時30分より再度開かれる。議題は、新たな計画や施策を巡る議論が期待されており、市民の注目が集まっている。