令和5年1月30日に開催された文教委員協議会では、学校施設マネジメント計画及びユニチカ記念館の保存活用についての議論が行われた。
会議では、余裕教室の活用について具体的な計画が示された。池田副委員長は、地域の実情に応じた利用促進を求め、施設課長は、将来的には地域に開放できる教室設計を考慮する意向を示した。特別教室も地域に開放する方向性が打ち出されており、地域住民との意見交換を重視する姿勢が強調された。
また、具体的な空間の使い方についても議論され、迫田委員からはオープンスペースの活用提案があり、施設課長は教室との兼ね合いを検討すると述べた。災害時の避難所としての利用についても言及され、施設整備に際しては、安全な避難場所の設計が求められた。
さらに、体育館の改修計画に関しても意見が交わされた。東浦副委員長は、迅速な修繕が必要と訴え、施設課長は判断基準に基づいた対応を約束した。土岐委員からは、改修時に避難所としての空調設備の整備についての要望が寄せられた。
ユニチカ記念館の保存に向けた基本的な方向性についても重要な議論が行われた。波多委員は、記念館の歴史的価値に触れ、その保存策について厳しい意見を述べた。歴史博物館長は、県からの協力要請を視野に入れつつ、具体的な活用方針を定める必要性を説いた。
ユニチカ記念館についてのさらなる協議が求められ、市民への情報提供が急務とされる中、具体的な活用案の提示時期に関しては早期の示唆が期待された。今後、地域の歴史を生かしたまちづくりに向け、多様な取り組みが進められる見込みである。