令和4年2月3日に行われた第5回尼崎市議会臨時会では、二つの議案が可決された。
最初に議論されたのは、「尼崎市建築物等関係事務手数料条例の一部を改正する条例」である。
建設消防防災委員長の蛭子秀一議員は、この条例改正により、長期優良住宅の普及を促進し、住宅の質向上を図るとの考えを示した。
新たに設けられる手数料は、敷地面積の基準を満たす住宅に適用され、審査方法の整備に寄与することが期待されている。議員からは手数料が一件16万円に設定された理由や、他都市の手数料との比較に関する質問が上がった。
議会では、手数料の設定を巡って議論が交わされたが、特に長期優良型総合設計制度に基づく建物の維持保全状況に関する懸念が表明された。
蛭子議員は、これらの事案に関し「現行 基準の改正が必要」と強調した。
質疑の結果、委員会案が可決される運びとなった。
次に「令和3年度尼崎市一般会計補正予算」が議題に上がり、委員長の報告が省略された後、質疑が行われたが特に問題はなく、ここでも異議なしで可決された。経済状況に応じた適切な予算配分が今後の課題でもある。
議会日程の最後には、全ての議事項が終了し、臨時会は閉会された。議長の前迫直美議員は「全て議了し、本日の日程は終わることができた」と挨拶した。これにより、2月3日の議会は無事に完了した。