令和3年1月29日、尼崎市議会は第24回臨時会を開催した。
会議では、令和2年度一般会計補正予算（第14号）が議題となり、主にワクチン接種に関する質疑が行われた。この補正予算案は、医療機関やワクチン接種の方法などについて包括的な討議が共有された。特に、健康福祉委員会の北村保子議員が、予算の適切な執行に重要な質疑を行った。
北村議員は市内医療機関へのワクチン接種の優先順位や、訪問接種の体制についての質疑を行った。これに対し、稲村和美市長は「スムーズな接種を実現するため、万全の体制で臨む」とコメントした。接種の対象となる高齢者や、外国人の対応についても関心が寄せられた。
また、経済環境委員会の前迫直美議員は、「委員からの協力金の迅速な支給に関する質疑があり、申請書類の簡素化が求められた」と報告した。協力金の実施に当たる予算の管理についても、より明確な基準が必要との意見があった。
総務委員会の土岐良二議員は、出産特別給付金に関する質疑を行い、「給付金の申請手続きの案内が明確になるべき」と強調した。このように、各委員会からの報告を通じて、自市の状況に即した補正予算案が可決される意義が強調された。
最終的に、総合的な質疑の結果、本予算案は異議なく可決され、議会は懸案事項の決議を終えた。開康生議長は、「今後も市民のニーズに応じた予算の執行に努める」と述べ、臨時会を閉会した。