令和元年6月13日、尼崎市の定例会では、トライやる・ウィークに関する議論がなされた。市長は自衛隊の体験キャンプが生きる力を育成する機会であると強調したが、参加議員からは懸念の声が上がった。特に、社会の変化に伴い自衛隊の役割が変わる中で、子供たちにとって自衛隊が適切な職場体験の場であるか疑問視する意見が多かった。
さらに、加齢性難聴者の補聴器購入補助制度に関しても言及がありました。市は国や県と連携し、高齢者の社会参加の一貫として補聴器購入に関する助成制度の創設を検討するべきとの意見がありました。
子ども・子育て支援事業計画に基づく保育所待機児童対策については、企業主導型保育の導入が年代別の保育需要にどれだけ対応できるのか懸念されるとともに、地域枠の見直しが求められています。特に、これまでの取り組みでは市有地の活用が不十分との意見があがりました。
国民健康保険制度については、滞納率が全国平均を上回っている現状において、よりきめ細かな支援や情報提供が求められるとともに、今後の課題であるとされていました。市長や関係者は、特別減免制度の拡充や均等割減免制度の導入など、間口を広げるための具体策について真剣に検討する必要があるとしています。
結局、今回の定例会を通じ、市民の命や生活を支えるための施策の見直しが求められる一方、今後もこれらの課題については継続して議論される必要があるとの認識が示されていました。市長は、今後も様々な観点を踏まえた施策を推進していくと発表しました。