令和6年第2回定例会が開催され、重要な議題が数多く取り上げられた。特に注目を集めたのは、会計年度任用職員制度の運用状況やごみ施策の推進であった。
会計年度任用職員制度について、佐々木百合香議員は運用状況に関し、具体的な公募の実施状況や充足状況の確認を求めた。市長の上野正三氏は、会計年度任用職員の任用状況について言及し、公募の実施結果として106人の中から応募がなかったのが5人、応募したが不採用となったのが6人であり、現在、充足していない職種として58人が確認されていると説明した。
続いて、ごみ施策を巡っては、佐々木議員が新たなごみの分別収集やごみ処理手数料の改定について議論を展開。市長はごみの不適正排出が減少していると述べ、引き続き市民への周知が必要だとした。特に、瓶や缶、ペットボトルの分別が徹底されていない状況には、改めて注意喚起を行う方針を示した。
さらに、ボールパーク関連事業の進展が報告された。開業から2年目を迎えるFビレッジにおいては、346万人以上の来場者数を記録し、生まれたにぎわいが地域経済に好影響を与えている。市は、北海道医療大学の移転計画や新駅の整備についても言及し、今後の進展を期待した。
指定管理者制度に関する議論も行われ、桜井芳信議員はその目的や役割についての見直しを求めた。市長は、市民に対するサービスの質向上を目指し、今後も制度の検討を続ける意向を示した。また、クリーンセンターにおけるごみ処理についても、無駄を省くための施策を考慮していく必要があると認識を示した。
自衛官等募集事務に係る対象者情報の提供についても言及があった。この件に関しては、個人情報の観点から、市民からの反対の声もあり、慎重な取り扱いが求められている点が強調され、市は今後も周知を続け、丁寧な対応を目指すとした。