令和元年第2回定例会の質疑が行われ、様々な重要なテーマが取り上げられた。
特に、本市の人口問題やボールパーク開設に向けた施策が重要である。11番の山本 博己議員は、北広島市の人口問題とまちづくりに関し、平成19年に6万987人をピークに減少傾向が続き、今年5月には5万8,500人を割ったことを指摘した。市長の上野 正三氏は、人口減少対策の一環として各種施策を展開していると強調した。特に、ボールパークの開業が新たな魅力となり、2040年度には6万1,500人の人口増加を見込んでる計画があることも伝えた。
次に、外国人住民の増加に関する意見が挙がった。日本の改正出入国管理法による影響を受け、外国人住民が急速に増加しており、特にベトナム系の住民が著しい伸びを示している。そのため、ローカルな行政サービスの多言語化が求められる。
ボールパークに関する再質問も多く、地域の財政運営について市民の意見も報道されている。市のボールパーク構想が人口増加や地域経済の活性化に寄与することが期待されているが、一方でインフラ整備に関する市財政への懸念もある。
ボールパーク整備による行政支援の必要性が指摘された。市長はボールパーク開業による地域経済活性化に自信を示しつつ、住民の声を大切にしたいと述べた。
さらに、子どもの権利に関連した質問では、議員は訪問・相談が必要な家庭へ向けた施策の重要性を強調した。市の上野氏は、子ども権利条例のもと、地域間協力を進める必要があると応じた。
この他の議題にも多数の質問があり、特に公共交通や買物不便者対策など、利用者の声に基づく改善が求められた。市長は当面する課題を真剣に捉え、今後の施策に反映させていく意向を示した。