令和3年第5回臨時会が開催された。
議長の川崎彰治氏は開会を宣言した後、議事日程を説明した。まず日程第1の会議録署名議員の指名が行われ、議員の坂本覚氏と稲田保子氏が指名された。続いて日程第2では、会期について諮り、会議は本日1日間で決定された。この臨時会は、北広島市の重要な予算に関する議案を審議するために開かれた。
日程第3の議案第1号では、本市の一般会計補正予算についての提案がなされた。水口真副市長は、補正予算の総額が1億2,740万円増額されると説明。これにより、一般会計の予算総額は290億2,220万5,000円となることが示された。主に教育費に関連し、新型コロナウイルス感染症対策としてGIGAスクール構想推進のための経費が見込まれている。
教育部長の千葉直樹氏は、この補正が学習者用コンピュータの整備に関連し、全児童生徒に対して一人一台の環境を整えることを目的としていると強調した。特に新型コロナウイルス感染症による登校困難な児童生徒へICTを用いた学びを提供することが求められていると述べた。
質疑応答では、藤田豊議員から、過去の授業におけるコンピュータの利用頻度に関する質問が寄せられた。千葉教育部長は教育情報化推進計画を挙げ、段階的なスキル向上を図るとの方針を示した。また、鶴谷聡美議員からはインターネット通信環境に関する問題提起があり、知識不足が学びに影響を与える懸念についても触れられた。
最終的に議案は討論なしで可決された。議長は臨時会の終了を宣言し、5回目の臨時会は午前11時5分に閉会した。議論を通じ、北広島市の教育環境向上が期待されている。