令和5年第1回北広島市定例会が閉会し、全議案が可決された。特に、重大な討論が展開されたのは、北広島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正である。市は、環境負荷の軽減を目的にごみ分別の方針を見直し、手数料を改定する意義を訴えている。
この改正案に対し、賛成意見では、青木崇議員が、ごみの焼却処理に係る新たな分別区分の導入の必要性を強調した。彼は「この改正は、循環型社会の形成に向けた重要な一歩である」と述べ、地域の環境保護を訴えた。
一方、反対意見では、人見哲哉議員が、物価高騰の中での値上げが市民生活に与える影響について懸念を示した。彼は「これ以上の負担増は看過できない」と断言し、市民への説明不足も問題視した。
また、議案第6号の討論では、廃棄物手数料の改定に対して賛否が分かれた。賛成の立場から青木議員が発言したのに対し、反対の立場から人見議員が強く反論する形となった。
そのほかでも、議案第1号から第10号にわたる多くの議案が提出され、特に北広島市の国民健康保険税条例の改正案など、厳しい財政状況の中での市政運営が求められる。これに対し、官民が協力し合理的な運営を進める必要性が繰り返し述べられた。
最後に、市長から取得された報告では、「全ての議案が可決されたことを感謝申し上げる。今後も市民が安心・安全に暮らせるまちを目指して、一層努力する」と述べた。この閉会後も、今定例会で決定された内容を基に、次年度の施策へと移行することが期待される。