令和2年の第3回定例会第2日目では、様々な議題が議論された。最も注目されたのは高レベル放射性廃棄物の最終処分場に関する質問であり、特に寿都町長の文献調査応募検討について、市長の上野市長は、「受け入れ難い」と明言し、北海道の条例を遵守すべきだと強調した。
続いて、新型コロナウイルス感染症対策に関する質問が相次いだ。小田島雅博議員が、医療現場のリスク回避とPCR検査センターの設置について言及した。市長は、適切な医療機関の受診体制の確保に向けた方針を示し、新たな対応についても協議を進める考えを述べた。特に、地域における医療機関との連携を強調し、適切な医療の提供が重要であるとした。
また、市役所における働き方改革の実施状況や価値向上に向けた取組も話題に上った。市の職員からのコメントを通じて、今後、会計規則等の遵守が強調され、各職員が適正な業務執行に努めるべきだと再確認された。
ボールパーク構想については、市内の商工業者への恩恵が期待されているが、依然としてその実現に向けた機運が不足しているという指摘もあった。市長は、関係者との情報共有を進め続け、商工業者への具体的な支援を行うことが必要であることで合意された。
さらに、認知症にやさしい地域づくりに関しても話題が上る。稲田保子議員は、実務を通じた取り組みや、具体的な支援策の必要性について訴え、市長はその重要性を認めつつ、地域社会の支援態勢をつくり上げる考えを述べた。新型コロナウイルスの影響も踏まえた冷静な対策が求められる中、様々な施策の推進に向けた課題が多く存在していることも指摘された。今後も議論と実施が続けられる必要がある。