令和2年第4回北広島市定例会では、重要な議案が多く審議され、特に火災予防条例の改正や高レベル放射性廃棄物の処分についての意見書が注目された。
議案第5号では、北広島市火災予防条例の改正が審議され、提案された改正内容は原案通りに可決された。上野正三市長は、「新たに導入される急速充電設備の規定は、安全性と利便性の向上に寄与することが期待される」と述べた。
また、議案第6号の財産取得に関する提案も同様に全会一致で可決された。川崎彰治総務常任委員長は、「特に仮想サーバーの更新に関して、地域の情報基盤強化に貢献するものと評価されている」と強調した。
請願第3号で提案された高レベル放射性廃棄物を持ち込まない意見書は、賛否が分かれる議題となり、青木崇議員は不採択を主張。考えられる懸念を挙げ、「一方的な意見書は北広島の姿勢を曖昧にする」と訴えた。対して、永井桃議員は、「地域の安全と環境保護の観点からこれらの意見書が採択されるべき」と力を込めた。
定例会では、また新型コロナウイルス感染症に関連する調査が各常任委員会から報告され、引き続き対応の必要性を確認した。
最終的に、意見書案及び決議案は全て原案の通り可決された。
北広島市における市議会の取り組みは、地域住民の安全と福祉、環境に対する配慮を反映した形で進行しているものといえる。