第4回定例会において、新型コロナウイルス感染防止対策を中心に多岐にわたる議題が討論された。
代表質問を行ったのは、大迫彰議員である。彼は、当市における新型コロナウイルスの患者数が増えている状況を重視し、当市独自の警戒ステージの設置の必要性について強調した。市長の上野正三氏は、道が示す警戒ステージに基づき、新北海道スタイルのもとで感染拡大防止策を徹底していると答弁した。
インフルエンザ予防接種についても、大迫議員が質問を行った。特に、ワクチンの在庫状況や助成対象者数の接種率について具体的な数字を求めた。これに対し、市長は接種率が約30%であることを明らかにし、在庫の再入荷状況については、医療機関毎に異なるため、情報の統一に課題があるとした。
また、ボールパークを新設する関連で、公共施設の駐車場の取り扱いについても議論された。大迫議員は、ボールパークの開業時における無料駐車場の取扱いについて懸念を示し、違法駐車の問題に触れた。この質問に対し、上野市長は、周辺エリアにおける影響を整理して、今後の計画を策定していく考えを示した。
その後、もう一つの大きな議題として、行政手続と公用車管理についても言及された。大迫議員は、公用車の管理状況や、全庁的に経費削減を進めるための施策を問うた。市長は、64台の公用車の運用実態を紹介し、台数削減や効率的な運用の検討を進める意向を表明した。
さらに、押印廃止の基準に関する要望も挙がった。承認が必要な手続きの中で、どのように押印を廃止し、代わりにどのような手段で本人確認を行うのかという点については、部長が具体的な対策として本人確認方法の徹底が重要であるとの見解を示した。
最後に、芸術文化ホール等公共施設の利用規則見直しについても質問があり、特に車椅子の整備や、オンラインでの技術利用が進まなければならないと強調された。市は、地域のニーズを把握しつつ、利便性の向上を図る計画であることを示した。