令和4年の第4回定例会では、北広島市の発展に向けた施策が多岐にわたって議論された。
特に、「支え合い健やかに暮らせるまち」をテーマに、3番の稲田保子議員がボールパークの開業に向けた進行状況を取り上げ、地域の期待と市民へのアプローチの重要性を強調した。開業までの準備が進む中、地域の声を反映させる取り組みが求められている。
ボールパーク開業に伴い、観光事業の育成が重要な課題であるとの認識が集まり、市長の上野正三氏は、観光協会との連携強化による観光事業支援の方向性を示した。特に、他地域の成功事例を参考にすることが強調された。
学びあい心を育む取り組みとして、教育長の吉田孝志氏は、市内の中学生との交流などを通じて地域の魅力を再認識する重要性を述べた。このような取り組みを通じて、若い世代が地域に興味を持つきっかけを増やすことが期待される。
住みよい環境にかこまれたまちを目指しては、公共交通の充実が不可欠であり、上野市長は、地域の利便性向上に向けた施策についても言及した。特に、減少する利用者数への対策が課題とされている。
また、広域でのごみ処理関連では、環境整備や市民への周知活動が進められており、新しい制度の導入においては市民とのコミュニケーションが大切であると強調された。市民が十分な理解を持ち、協力することが、将来の持続可能な地域社会づくりに貢献することが期待されている。
このように、次代を見据えた具体的な施策が議論され、北広島市のさらなる発展に向けた基盤が整いつつあることが確認された。また、市民の協力が不可欠であることも各議員の認識として共有された。