令和2年第4回定例会が開会され、新型コロナウイルス対策や地域振興に関する重要な議題が数多く取り上げられることになった。
会期は、11月27日から12月18日までの22日間と決定された。議長は特別な議題に対し、参加議員の意見を求める姿勢を示した。
上野市長は、行政報告において、新型コロナウイルス感染症への対応について詳しく述べた。道内での感染拡大を受け、警戒ステージの引き上げが告知されたことを強調した。これにより、本市でも107名の感染者が確認され、特に障がい者支援施設でのクラスター発生の影響が報告された。
市民に対しては、手洗い・マスク着用、そして「三つの密」を回避する行動を徹底するよう求めた。市長は、新たな対策として、冬期における自己採取式のPCR検査の導入や、インフルエンザ予防接種の対象拡大についても言及した。
また、大曲中学校の大規模改造事業は昨年度に完了したことが報告され、教育環境の向上に向けた取り組みが続いている状況である。また、令和2年度ふるさと企業大賞を受賞した社会福祉法人北海長正会に対して、地域への貢献が評価され、さらなる活動の飛躍が期待されている旨が述べられた。
成人式は、法律改正に伴い、2024年度から対象年齢の引き下げが予定され、引き続き20歳を対象として開催される計画であることが伝えられた。ボールパーク構想ついては、ウォーキングイベントや建設見学会が行われたことが報告された。市民参加型の事業が進行し、活気ある地域づくりに寄与している。
最後に、寄附についても触れられ、2020年度において896万2,636円が個人・企業から寄附され、4,797万3,636円に及ぶふるさと納税が行われたことは、地域支援の一環としての重要性を示している。これからも地域課題解決に向けた取り組みが進められ、市民の安全・安心を守る施策が強化されることが期待されている。