令和5年第2回臨時会が開かれ、重要な議題が数多く取り上げられた。
一つ目は、JR新駅建設に関する陳情である。
建設文教常任委員長の永井桃氏が報告し、陳情第5号と第6号を審査した結果、両陳情はともに不採択とされた。特に、陳情第5号について、稲田保子議員は「市民説明会を開催すべき」と議論し、市民の不安を取り上げた。彼女はまた、「なぜ2022年10月以降、市民説明会が開催されていないのか」と疑問を呈し、十分な市民への情報提供が求められると強調した。
一方、児玉正輝議員は「賛成の立場から討論し、議会と市民間の合意形成の重要性に言及」した。市の運営に対する透明性が欠如しているとの意見も出たが、市は速やかに市民や議会への情報公開を行う必要性が再確認された。
次に、議案第1号として令和5年度北広島市一般会計補正予算(第6号)が提案された。この補正予算は、小中学校のエアコン整備経費に関連するものである。市の水口真副市長がその趣旨を説明した。学校内の暑さ対策を講じるために必要な施策であり、学生の快適な学習環境確保が意図されている。
続いて議案第2号が提案され、JR新駅設置に向けた大規模な補正予算が審議された。今回の補正予算では約1億5,000万円を計上し、投資規模に対して多様な意見が飛び交った。特に、議員の中で市民説明会の不足が指摘され、情報の透明性や世論の反映が求められた。また、財政負担の見通しが不明な中での決定は軽率だとの意見も出た。
最終的には、議案第2号は原案通り可決され、今後の進展が期待される。同会議では市の施策が市民に与える影響や、合意形成の重要性が再確認された。
これにより、北広島市の住民にとっても重要な選択が求められる時代に突入していることが強調された。議会の進展と、市民との対話が不可欠であることが会議の中で共有され、今後も継続的に議論がなされることになりそうだ。